K.M.(2020年新卒入社/製造技術課)

PROFILE

K.M.(2020年新卒入社/製造技術課)

K.M.(製造技術課)

2020年新卒入社

大学では人文系の学科を専攻し、就職活動では営業職を志望。もともと車やロボットなど機械系のものが好きで、自分が好きで興味のあるものを営業で扱いたいと考えていたところ、就職フェアでトライエンジニアリングと出合う。産業用ロボットの営業に興味を持ち入社を決めるが、入社後の研修で経験したエンジニア業務に魅了され、製造技術課に希望を変更し、配属される。

研修でロボットティーチングの面白さを知り、営業志望からエンジニアへ転向

当社の新入社員研修は、約半年間に及びます。営業から設計、製作、施工、開発など社内のさまざまな部署で、一連の仕事の流れを約1カ月単位で経験し、研修の修了後に行われる面談で配属先が決まります。

営業志望で入社しましたが、研修期間中に製造技術課でロボットのティーチングを体験し、考えが変わりました。ティーチングとは、完成したロボットをコントローラーで操作しながら、細かい位置や動きをロボットに教示(ティーチング)する仕事です。文系・理系の垣根がなく、文系出身者でもティーチングエンジニアとして活躍できる点と、実際にやってみて、ティーチングの面白さと奥深さに魅了され、この仕事を本格的にやってみたいと思ったのです。研修後面談で希望が通り、製造技術課に本配属されました。

納入まで見届け、お客様の反応をじかに感じられるのが仕事の醍醐味

ティーチングエンジニアは、社内の他部署やお客様とのやりとりが多い業務です。社内では、資材の調達部門や、ロボットの設計に携わる設計技術課、電子回路を設計する電気技術課など、さまざまな部署と密にコミュニケーションを取りながら開発を進めますし、完成したロボットをお客様のメーカーに納品し、工場のラインにロボットを設置して立ち上げ調整を完了させるまでが、ティーチングエンジニアの仕事です。当社のお客様は日本全国、海外にも広がっているので、納入時にはいろんな土地に出張できるのが、楽しみでもあります。出張期間は案件の規模によっても違いますが、数日から、長いときは1カ月くらい滞在して細かな調整を行います。

自分たちが手掛けたロボットが納入先のメーカーの生産・加工現場で実際どのように使われるのか、案件を最後まで見届けることができ、お客様からの反応をダイレクトに感じることができるのが、ティーチングエンジニアの醍醐味だと思います。納品したロボットを見たお客様から「すごいですね」と褒められると、とても嬉しいですし、達成感を感じます。

納品時に大きな失敗も経験。その教訓を次に活かす

その一方で、ティーチングエンジニアは案件の主担当のような位置づけで、終了までつきっきりになるので、大変な面もあります。開発途中でトラブルが発生したり、お客様から急な要望が寄せられたりしたときなどは、その対処に追われることもあります。

また、産業用ロボットは大きなもので、ちょっとした不注意でぶつけたりすると破損の恐れがあるので、納品時には特に気を使います。実は過去に一度、手痛い失敗をしたことがあります。納品先の工場でロボットの調整中に、私の確認不足でアームをぶつけてしまったのです。結局、アームが曲がってしまったため、新しく作り直して交換しましたが、お客様にも自社にも大きな迷惑をかけてしまうので、こうしたミスは二度と繰り返してはいけない、と反省しています。

新しいことにトライできる社風が魅力

トライエンジニアリングは、社員が約40名と大きな会社ではありませんが、20代~30代の若手社員が多く、新卒者も毎年入って来ていて、活気があります。休日には社内の仲間で山登りに出かけるなど、プライベートでも和気あいあいと楽しくやっています。

私が思う当社の魅力は、やる気がある人には大きな仕事を任せてくれる社風があること。技術的にも新しいことに常に挑戦し続けている会社なので、できるかどうかわからないことや、難しいことにも、失敗を恐れずトライすることができます。ロボットに興味がある人や、新しいことに挑戦してみたい人には、すごくいい環境だと思います。

私自身もそうでしたが、学生時代に何を専攻したにせよ、社会に出てからの仕事はすべて未経験のことばかりです。そこで大事になってくるのが、「素直な人」であること。社内外の人と関わるときも、新しい仕事を覚えるときも、素直な気持ちの人の方がうまくなじむことができ、入社後に大きく成長していけると思います。素直であることに加え、決まり事をしっかり守ること、さらにロボットに興味があれば、当社での仕事がやりやすいと思います。そんな人は、ぜひ応募していただきたいですね。