H.K.(2015年中途入社/製造技術課主任)

PROFILE

H.K.(2015年中途入社/製造技術課主任)

H.K.(製造技術課主任)

2015年中途入社

地元スーパーに勤務していたが、その後、海外留学へ。帰国後の就職活動でトライエンジニアリングと出会う。元々ロボットが好きだったこともあり、文系でも受け入れてくれる当社で入社後いちから仕事を覚え、現在は主任として後輩指導にもあたっている。

ロボットに関わる仕事に憧れて、文系の異業種から中途入社

海外留学を夢見ていた私は、大学卒業後、留学資金を貯めるために、いったん就職しました。地元の総合スーパーで1年間働いたあと、カナダのバンクーバーに留学。1年間、趣味のダンスと英語を学びながら海外生活を満喫しました。

カナダから帰国後、改めて就職活動を開始。ハローワークで紹介されたのが、トライエンジニアリングでした。私は名古屋市守山区出身で、就職にあたっては「製造業の仕事に就きたい」「地元で就職したい」という希望がありました。この2つの希望に合った企業が、トライエンジニアリングだったのです。

入社の決め手になったのは、トライエンジニアリングが文系でも、異業種からの転職にも門戸を開いてくれていたことと、製造業の中でもロボットを専門とするメーカーだったことです。私は大学では法学を専攻し、前職ではスーパーの肌着売り場を担当していました。まったくの文系ですが、子供の頃からロボットが好きで、中学時代には自分でロボットを組み立てたこともあります。ロボットに関わる仕事ができるのは面白そうだと思い、2015年に入社しました。

未経験・専門外でも、一人前になるまでしっかり育ててもらえる

未経験なので当然ですが、入社当初は、わからないことだらけ。いちから先輩に教えてもらいながら、仕事を覚えていきました。入社3カ月後には、産業用ロボットの操作に必須の「産業用ロボットの教示等の業務に係る特別教育」という資格を取得するために、安川電機のロボットスクールで研修を受けました。その後も、指導役の先輩社員にいろいろと教わりながら、現場でOJTの形で仕事に必要な知識と技術を少しずつ身につけていきました。

当社の製造技術課の仕事は、大きく分けると、設備の組み付けを行う「メカ」と、ロボットに動作を記憶させ、プログラム通りに動くよう教え込む「ティーチング」、コンピュータでロボットの動作用プログラムを作成する「オフライン」の3つがあります。私の場合、約3年かけてメカとティーチング、オフラインの業務をひと通り経験したあと、入社4~5年目で主任になりました。現在は、ティーチングをメインに、同じティーチングを担当する後輩社員を指導しながら業務にあたっています。

新入社員の研修制度は、私が入社した頃から少し変わっていますが、じっくり時間をかけて、社内のさまざまな業務をひと通り経験したあと、本人と会社が一緒に考えて配属先を決めていくという方針は変わりません。いろいろな業務にチャレンジしたうえで、自分に合った仕事、専門的に取り組んでみたい仕事を選べるのは、とてもいいと思います。

想定通りにいかないことが多いからこそ、問題をクリアできたときのやりがいも大きい

私が担当するティーチングは、完成したロボットにプログラムを入れて、初期設定を行うポジションです。ティーチングのロボットエンジニアとして難しさを感じるのは、自分が思ったように調整できないときです。当社が手掛けるロボットシステムは、さまざまなメーカーの生産・加工現場で使われるものです。ロボットにどのような動きや作業を行わせるのか、というゴールは明確に決まっていますが、その道のりの途中でつまずいてしまうことが少なくありません。なぜ想定通りにいかないのか、メカやオフラインの担当者にも相談しながら原因を究明し、細かな調整や修正を重ねて問題を解決していくのは、なかなか大変です。

けれども、大変で困難だからこそ、つまずいていた課題を解決できたときには、大きなやりがいを感じます。ロボットを納品したメーカーのお客様から「いい製品をありがとう」という喜びの声を聞いたり、自分たちが手掛けたロボットを使って生産された自動車やトラックを街で見かけたりしたときも、仕事のやりがいを感じますね。

ロボット開発で大切なのは、壁にぶつかってもくじけない前向きな気持ち

私は今年、入社8年目を迎えます。今後の目標としては、そろそろ全体のことを考えて動けるようにならないといけないな、と思っています。例えば、部下や後輩社員の思いを聞き、不満や不安があればそれを解消するような働きかけを行うなど、会社のためにも社員のためにも役に立つ存在になりたいです。仕事の面では、今ある製品の品質をもっと向上させて、お客様がより使いやすい製品にブラッシュアップしていきたいと考えています。

トライエンジニアリングに向いているのは、「前向きな人」だと思います。ロボット開発の仕事は、先にお話ししたとおり、壁にぶつかる場面が少なくありませんが、お客様は私たちが作るロボットの完成を待っていますから、落ち込んでいる暇はありません。たとえ失敗したとしても、すぐに気持ちを切り替えて、「どうしたらうまくいくか」と考える前向きな発想力が必要です。理系の専門知識は入社後いくらでも身につくので、まずは気持ちが大事。壁にぶつかっても、粘り強く挑戦する前向きな人たちを新しい仲間に迎えて、よりよいロボット作りを目指して一緒に頑張っていきたいと願っています。